妊娠初期症状は、性行為後から1〜2週間ほどで現れ始めます。
症状が現れるのは、「hCGホルモン」や「女性ホルモン」の分泌量が妊娠すると増えるためです。
ホルモンが脳や胃腸などに作用し、微熱・倦怠感・吐き気・眠気などを引き起こします。

- 着床出血
- 微熱
- だるさ
- 吐き気
- 食欲不振
- 嗅覚過敏(においに敏感になる)
- 胸の張り
- 強い眠気
- イライラや気分の落ち込み
- おりものが水っぽく変化
なお、妊娠検査薬が使用できるのは生理予定日から1週間が経過した日からです。
生理予定日がわからない場合は、性行為の21日後(3週間後)に妊娠検査薬を使用しましょう。
妊娠初期症状は性行為後いつから出る?1〜2週間で出現
妊娠初期症状は、性行為後1〜2週間ほど経つと徐々に現れ始めることが多いです。
妊娠初期に現れるさまざまな症状は、妊娠ホルモンである「hCGホルモン」や、女性ホルモンの分泌が原因で起こります。
hCGホルモンは妊娠(着床後)すると分泌されるため、着床前である性行為から1週間までの期間に妊娠初期症状は現れません。

受精後すぐに症状は現れる?自覚症状はほとんどなし
妊娠初期症状が、受精後すぐに現れることはほとんどありません。
排卵痛やおりものの変化など、排卵に伴う症状を感じることはありますが、受精に伴う症状ではないことがほとんど。
症状は着床が理由のホルモンバランスの変化により現れ始めるため、受精では何も感じないという女性が多いです。
着床時の症状はある?着床出血が見られる場合も
受精した受精卵が子宮内に着床すると、着床出血が見られることがあります。
出血が起こる原因は、着床の際に受精卵が子宮内膜の血管を傷つけてしまうためです。
着床出血は、生理よりも出血量が少なく1〜2日ほどの短期間で終わるので、おりものシートなどを使用して対応しましょう。

【妊娠初期症状】性行為後いつからどんな症状が現れる?代表的な症状7つ
性行為後1週間ほどで受精卵が着床し、着床にともない「着床出血」「下腹部痛」などの症状が見られます。
また、着床後に妊娠ホルモンや女性ホルモンの分泌量が増えると、微熱や悪心(気持ち悪さ)などの症状が起こり始めます。
妊娠初期~出産までのホルモンの変動

微熱・倦怠感
妊娠すると、風邪を引いた時のような熱っぽさやだるさを感じることがあります。
微熱や倦怠感が現れるのは、妊娠を継続させるために「プロゲステロン」と呼ばれるホルモンが分泌されることが原因です。
プロゲステロンは脳にある体温調節中枢に作用し、体温を0.3~0.6℃上げます。
また、お腹の赤ちゃんに栄養を運ぶために、血流が増えたり代謝が良くなったりして、体の中で熱が作られるのも、体温が上がる1つの理由です。
吐き気・食欲不振
妊娠初期には、「つわり」と呼ばれる吐き気や食欲の低下が現れます。
水分を少し取っただけでも嘔吐を繰り返すほど重度の場合から、なんとなく気持ち悪い程度で収まる場合など、症状の程度は人それぞれです。
- 吐き気
- 嘔吐
- 胃のむかつき
- 食欲不振
- 眠気
- 倦怠感
- 唾液量の増加
- 味の好みの変化
つわりは妊娠初期にホルモンが大量に分泌され、嘔吐中枢が刺激されたり、ホルモンバランスが崩れたりすることが原因で起こるとされます。
なお、多くの場合つわりは妊娠4〜9週頃に始まり7〜12週の間にピークを迎え、妊娠12〜16週の間に落ち着きます。
ただし、中には出産まで症状が続くケースもあり、期間やピークの時期も個人差が大きいです。
嗅覚過敏
妊娠するとにおいに敏感になり、食べ物や香水のにおいが一時的に苦手になることがあります。
においに敏感になるのは、ホルモンバランスの変化が脳や感覚器官に影響を与えるためです。
中には、柔軟剤や化粧品など、妊娠前は特に気にしなかった香りが急に不快に感じる方もいます。
- 食べ物
- タバコ
- 香水や香料
- ガソリン
- スパイス
- コーヒー
参考:Pregnancy Does Not Affect Human Olfactory Detection Thresholds
胸が張る
ホルモンの変化により乳腺が発達すると、胸が張ったり痛みを感じたりすることがあります。
胸の張りにより下着がきつくなる場合には、ゆったり感のある下着やノンワイヤーの下着に変えて、無理な締め付けを避けましょう。
なお、胸の張りは初期だけでなく、中期~後期まで継続する場合が多いです。
強い眠気
妊娠すると強い眠気を感じるのは、黄体ホルモンであるプロゲステロンの影響です。
プロゲステロンは、子宮内膜を維持して妊娠を継続させる作用があるホルモンで、妊娠すると分泌量が増加します。
脳内のリラックス作用のある受容体に働きかけたり、体温を高く保つ作用もあったりするため、プロゲステロンが増えると日中に強い眠気を感じやすくなるのです。
イライラ、気分の落ち込み
妊娠によるホルモンバランスの変化により、イライラしたり気分が落ち込んだりなど、精神的に不安になる人もいます。
つわりや微熱など、体の不調が続くことによる精神的ストレスも、感情が不安定になる原因の1つです。
おりものが水っぽくなる
妊娠するとおりものが増え、水っぽくなる傾向があります。
おりものの量が増えるのは、妊娠すると卵胞ホルモンであるエストロゲンの分泌量が増加するためです。
エストロゲンとおりものの量には相関関係があり、ホルモンの分泌量に比例するように、おりものの量も増減します。
| 妊娠時 | ・おりものの量が増える ・水っぽくなる |
|---|---|
| 生理前 | ・おりものの量が減る ・粘り気が増す |
性行為後すぐや翌日の吐き気は妊娠初期症状の可能性が低い
吐き気や腹痛が性行為後すぐや翌日に起こる場合、妊娠初期症状の可能性は低いです。
妊娠が成立するまでには早くても性行為から1週間ほどかかるので、行為の直後に症状が現れることはありません。
性行為直後の体調の変化は、風邪や生理前のホルモンバランスの変化が原因と考えられます。
ホルモンバランスの影響
女性の体内では常に2つの女性ホルモンが分泌されており、ホルモンの変動が原因で体調が悪くなることがあります。
たとえば、排卵期に分泌されるプロゲステロンという女性ホルモンは、胃腸の働きを鈍らせることがあります。
胃腸の働きが悪くなると、胃の中に食べ物が長く留まり粘膜を刺激するため、吐き気を催すのです。
オーガズム後症候群
性行為後いつも症状が出る場合、オーガズム後症候群の可能性があります。
「オーガズム後症候群」とは、脳内のホルモンバランスの変化が原因で吐き気や腹痛、頭痛、倦怠感などの症状が出現することです。
オーガズム後症候群は男性に多い疾患ですが、まれに女性でも起こるとされます。
風邪やストレスによる体調不良
性行為後すぐに症状が起こる原因には、風邪やストレスによる体調不良が挙げられます。
妊娠初期の微熱や倦怠感は、風邪で現れる症状とよく似ているため、勘違いする方は少なくありません。
また、ストレスで胃腸の働きが過敏になったり鈍くなったりすると、痛みや吐き気などの症状が現れる方もいます。
性行為してから何日で妊娠発覚?目安は2~3週間
妊娠が発覚する時期の目安は、性行為から2〜3週間後頃です。
生理がこないことをきっかけに妊娠を疑い始める方が多いですが、中には体調の変化で妊娠に気づく人もいます。
なお、性行為から着床までは7〜12日ほどかかるので、数日で妊娠が発覚することはありません。
妊娠検査薬は性交後いつから?3週間以降に使用
妊娠検査薬が使用できるのは性交後3週間が経過してからです。
使用時期が早すぎると、判定に必要なホルモン量に達しておらず、妊娠していても陰性反応が出る場合もあります。

参考:医薬品管理センター
妊娠検査薬は、着床後に分泌されるhCGホルモンに反応し、分泌量が一定量以上になると陽性反応を示します。
hCGホルモンは妊娠4週(性行為から2週間後)を境に分泌量が急増することが特徴です。
ホルモン量が少ないと陽性反応は出ないので、検査薬はhCGホルモンの分泌量が著しく増えるタイミングで使用してください。
生理予定日から1〜2週間後に産婦人科を受診
妊娠検査薬で陽性が出たら、生理予定日の1〜2週間後に産婦人科を受診してください。
生理予定日がわからない場合は、妊娠検査薬を使用した日から1週間以降が受診日の目安です。
受診の時期が早すぎると、検査が受けられないため、早すぎるタイミングでの受診はおすすめしません。

生理予定日から1〜2週間後は、妊娠5〜6週に相当し、子宮内に胎嚢(たいのう)が確認できる時期です。
産婦人科では、胎嚢があるのかや、心拍が確認できるのかをエコー(超音波)で検査します。
検査費用は病院によって異なるので、初回は多めに1〜2万円程度を持参しましょう。
妊娠がわかったら注意する4つの項目(飲酒・喫煙・薬・栄養素)
妊娠がわかったら、赤ちゃんに悪影響となる飲酒や喫煙を控えましょう。
飲酒や喫煙を続けると、赤ちゃんの成長が妨げられて低体重児となったり、流産や早産のリスクが上がったりします。
また、薬の中には赤ちゃんに害を与えるものもあるため、市販薬を飲みたい場合は必ず医師に相談してください。
- 飲酒は控える
- 禁煙する
- 薬を飲む前には医師に相談する
- 「葉酸」を積極的に摂る
妊娠初期に大切な栄養素として、神経管閉鎖障害(しんけいかんへいさしょうがい)の発生率を減少させる「葉酸」が挙げられます。
神経管閉鎖障害とは、葉酸不足により妊娠初期に胎児の神経管がうまく作られないことが原因で起こる「二分脊椎」や「無脳症」などの疾患です。
厚生労働省も妊娠初期に十分な量の葉酸を摂取することで、神経管閉鎖障害を予防できると発表しているため、積極的に摂取していきましょう。
望まない妊娠は一人で悩まず医療機関に相談
もし、妊娠を望んでいなかった場合には、妊娠がわかったらすぐに産婦人科に相談しましょう。
中絶手術ができる期間は妊娠22週までと法律で定められており、期間を過ぎたら手術は受けられません。
また、週数が大きくなればなるほど母体への負担は大きくなるので、中絶・出産のどちらの選択肢を取る場合でも、早めに相談するのがおすすめです。
<知恵袋>性行為後いつから?妊娠初期症状や兆候に関する疑問を紹介
生理が遅れており、つわりのような症状を経験すると、ほとんどの女性は「赤ちゃんができたかもしれない」と考えます。
つわりを始めとする妊娠初期症状は、性交から約2週間ほどで現れ始め、約16週(約4か月後)まで継続することが多いです。
症状の程度に個人差はありますが、たくさんの女性が戸惑ったりドキドキしていたりすることから、Yahoo!知恵袋やSNSでは数多くの投稿が確認できます。
よくあるQ&A
妊娠超初期症状はいつから?妊娠初期や思い込みとの違いは?
性行為の1〜2週間後に現れる症状は、妊娠超初期症状と呼ばれることがあります。
妊娠超初期症状は医療業界で明確に定義された用語ではなく、インターネット上で「妊娠が発覚する前に現れる症状」を指して使われることが多いです。
赤ちゃんができたことが理由で起こる症状と思い込みで起こる症状に大きな差はなく、見分けるためには基礎体温や検査薬での確認が必要です。
| 基礎体温 | ・思い込みの場合は高温期が続かない ・妊娠なら高温期が継続する |
|---|---|
| 妊娠検査薬 | ・思い込みでは陽性判定は出ない |
妊娠初期とはいつからいつまで?
妊娠初期とは、妊娠3週目から妊娠13週6日までの期間です。
妊娠の週数は、最後に生理が始まった日を0週0日として数えます。
中期は14週〜27週6日まで、後期は28週〜出産までの期間です。
| 初期 | 3週〜13週6日 |
|---|---|
| 中期 | 14週〜27週6日 |
| 後期 | 28週〜出産 |
性行為から1週間後に体調が悪いのは妊娠初期症状?
性行為から1週間後に眠気や倦怠感、吐き気などの症状が現れる場合は妊娠初期症状の可能性があります。
ただし、まだ確実な判断ができる時期ではなく、単なる体調不良という可能性も否めません。
症状だけで妊娠したのかは判断できないため、性行為の3週間後(21日後)を目安に妊娠検査薬を使用しましょう。
妊娠の可能性が高いのはいつ?
妊娠の可能性が最も高いのは、排卵日の2日前です。
排卵日より前に性行為のタイミングを持つと、排卵後すぐに待機している精子と卵子が受精できるため、妊娠しやすい状況が作れます。
| 日数 | 妊娠確率 |
|---|---|
| 排卵日5日前 | 約4% |
| 排卵日4日前 | 約16% |
| 排卵日3日前 | 約7% |
| 排卵日2日前 | 約28% |
| 排卵日1日前 | 約25% |
| 排卵日当日 | 約7% |
参考:日本産婦人科学会(タイミング)
なお、卵子の寿命は排卵から24時間のため、排卵日の翌日以降は妊娠率が大幅に低下します。
性行為してから何日でつわりの症状が現れる?
性行為をしてから、早い人では12日〜2週間程度でつわりの症状が現れ始めます。
多くの女性は、性行為から2〜3週間経ってから症状が出ます。
つわりの時期や程度は個人差が大きく、中には症状が全く出ない方もいるため、症状がなくても気に病む必要はありません。
妊娠は早くていつわかる?
妊娠は、早くて月経予定日の1週間後にわかります。
人によっては、1週間が経過していない時期に反応する人もいますが、正確な判定にはなりません。
不正確な判定で焦ったり不安になったりしないためにも、妊娠検査薬は正しい時期に使用しましょう。
【まとめ】妊娠初期症状はいつから?性行為後1〜2週間で現れる
妊娠初期症状の1つである着床出血は、早ければ性行為から1週間以降に起こり始めます。
また、妊娠が成立している場合には、hcgホルモンの分泌量が増え、ホルモンバランスの影響で吐き気や眠気、倦怠感(だるさ)などの症状が現れます。

なお、妊娠初期症状は生理前や風邪の症状とよく似ているため、症状だけで妊娠しているのかを判断することはできません。
生理が1週間以上遅れている場合は、妊娠検査薬で陽性・陰性の判定を確認しましょう。



